コラム あきらめる前に
2学期ともなると、中学3年生は進路をある程度決めなければなりません。
そうなると基準の1つとなるのが埼玉県だと北辰テストです。
北辰テストの結果を見て、一喜一憂している3年生を毎年見ています。
さて、その北辰テストでまず目指すところは偏差値50を超えることではないかと思います。
偏差値50を超えると、私立高校の確約の基準を超えることができるようになるため、目標校やコースによる差はあるものの、まずは偏差値50でしょう。
しかし、この時期に50に届かないとあきらめてしまう子が多いことも事実です。
ところが、あきらめてしまうことはもったいないと私は思います。
北辰テストの問題は、基本的な問題がすべてできれば偏差値は55前後にはなります。
つまり、偏差値を上げるためには難しい問題が解けないといけないというわけではありません。
簡単な問題で解けなかったものを解けるようにすればいいだけです。
あきらめてしまう人の多くは、何を間違えたかを見ていません。
点数だけで判断してしまっています。
もし、万が一にも基本問題をすべて正解しているのに偏差値が50に届かないのだとしたら、それは難問が多かったということになりますが、その場合は平均点も低いでしょうからそれはまずあり得ません。
勉強に一番大切なことはやる気です。
やる気があれば今からでも十分間に合うと思います。
あきらめる前に、どういう問題を落としているのかをよく見て、まだ上がるかどうか判断してみるといいでしょう。
ほとんどの場合、まだ上がるはずです。
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