コラム 勉強時間と勉強量

今年も夏期講習が無事に終わりました。

始まる前は長いと思っていても、終わると毎年あっという間だったと感じます。


さて、夏休みが終わると中学3年生は早々に北辰テストと埼葛のテストがあります。

この2つのテストは、夏休み中の勉強の成果が試されるという意味で、非常に重要です。

毎年、この時期になると3年生から「ほかの人はどのくらいこの時期勉強しているのですか?」という質問を受けます。

今まで以上に勉強をしているつもりでも、ほかの人のことが気になるのでしょう。


私は、勉強時間には大した意味はないと思っています。

学生時代から、今回は勉強時間が少ないなんて言っていた友人が高得点をとったり、今回は自信があるなんて言っていた友人が自分より点数が低いなど、勉強時間なんてものはあまりあてになりません。


では、どうしてそのようなことが起こるかというと、それは勉強量が原因だと思います。


例えば、1ページ5分で終わらせるAと、1ページ10分で終わらせるBがいたとします。

ともに1時間勉強したとすると、Aは12ページ分勉強できます。

しかし、Bは6ページしか勉強できません。

つまり、同じ時間勉強したからといって、頭の中に入った量は全く違うということです。


だから、もしほかの人がどのくらい勉強しているのか気になったら、勉強時間ではなく、何を勉強したのかを具体的に聞くといいと思います。

勉強量で負けていたら、より一層の努力が必要になります。


学校でも塾でも、提出物や宿題など課題があると思います。

課題とは、それをしっかりとこなしてくれれば点数が取れると先生たちが考えて、課しているものです。

3回やると書いてあれば3回やる。

それが5分で終わる学力があれば、その人の勉強時間は5分でいいし、3時間かかる子は3時間勉強しなければなりません。


点数が取れない子の大半は、先生方が課した課題を学習のポイント等を見ていないことがほとんどで、毎日の勉強時間を先に決めてしまっている子がほとんどです。

勉強時間は勉強を終えてから振り返るものであり、今日はこのページまで学習するなど範囲を決めて学習することが、成績UPにつながると思います。

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